国原譜

NHK大河ドラマ「光る君へ」で、若き日…

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 NHK大河ドラマ「光る君へ」で、若き日の藤原道長が打毬 (だきゅう)を楽しむシーンがあった。ヨーロッパの馬術競技 「ポロ」と兄弟らしく、ともに中央アジアが起源という。

 

 飛鳥の都でも、貴族が同じような競技を楽しんだのだろうか。高松塚古墳に描かれた男子群像の持ち物の一つが、ポロのスティックとする説を県立橿原考古学研究所の中村健太郎さんが打ち出した。

 

 平城宮跡でも関連の遺物が出土しており、中村さんは「唐から伝わった最先端の娯楽として皇族・貴族が私的に興じたのでは」とみている。

 

 貴族のスポーツといえば蹴鞠(けまり)のイメージが強いが、ポロ(打毬)に汗を流す様子を想像すると、飛鳥や奈良の都の姿が少し違って見えてくる。

 

 古墳壁画の持ち物といえば、キトラ古墳の十二支が手にする武器にも謎が多く、解明は今後の研究にゆだねられている。

 

 用途不明の遺物は大きな古墳の出土品にも。今回のように聞いて分かるものもあれば、見たこともないものもあるだろう。地下に眠る遺物はもちろん、発掘された遺物にも、驚きが隠されている。(増)

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