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ОSK日本歌劇団「レビュー in Kyoto」7月上演 楊&舞美 京都南座ラストステージ - もっともっと輝いて【前編】

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取材会にのぞんだ(左から)翼和希、千咲えみ、楊琳、舞美りら、華月奏=4月19日、大阪市内

 ОSK日本歌劇団が7月に京都南座(京都市東山区)で上演する「レビュー in Kyoto」(荻田浩一構成・演出)の取材会が4月19日、大阪市内で開かれた。8月の新橋演舞場公演で同時退団するトップスター楊琳(やん・りん)と娘役トップスター舞美りら(まいみ・りら)、舞美とともに娘役トップスターを務める千咲えみ(ちさき・えみ)、男役スターの華月奏(はなづき・そう)と翼和希(つばさ・かずき)が出席した。

 

 楊はこの日、未来の劇団員を養成する研修所で102期生6人の入所式が行なわれたことも報告。「102期生の物語は今日から始まる。卒業(退団)が目前に迫る今、私も原点にかえり、もっともっと輝いてはばたこう、と心に決めました」と目を輝かせた。

 

取材会で思いを語る楊=同

 

 

夏の京都で、踊れ! 踊れ! 踊れ!

 「レビュー in Kyoto」(荻田浩一構成・演出)は今年4月に大阪松竹座(大阪市中央区)で上演した「レビュー春のおどり」第2部の洋舞レビュー「BAILA BAILA BAILA(バイラ・バイラ・バイラ)」の構成を一部変更し、新たなシーンを加えた「南座バージョン」。タイトルはスペイン語で「踊れ、踊れ、踊れ」の意味だ。

 

 今年、創立102年目を迎えたOSK。2007年、52年ぶりに南座公演が復活して以来、南座では7月、祇園祭の時期に公演することが多かったが、昨年の公演は11月だった。「踊りのOSK」の中でも、抜群のダンス力を誇る舞美は「『BAILA BAILA BAILA』は夏にぴったりの作品。大好きな夏に、大好きな京都南座でのラストステージ。思う存分、みんなと踊り狂います!」と宣言する。

 

取材会で思いを語る舞美=同

 

 

 ОSK愛にあふれた荻田が情熱のラテン、優雅なデュエットダンス、「東京ブギウギ」などNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」で注目されたОSK出身の歌手・笠置シヅ子の楽曲を新アレンジで歌い踊るシーンなどに加え、2022年7月に南座で上演した「陰陽師 闇の貴公子☆安倍晴明」(「☆」の正式表記は五芒星)など、これまでの南座公演の思い出も交えて再構成し、レビューの魅力を追求。特別専科の桐生麻耶(きりゅう・あさや)と朝香櫻子(あさか・さくらこ)も出演する。

 

 レビューとは、あらゆるジャンルの歌と踊りはもとより、芝居の要素なども盛り込み、次々と展開する究極のエンターテインメント。「大阪松竹座『レビュー春のおどり』の舞台上で、レビューの文化はなんと尊いものなんだろう、とあらためて感じた」という千咲は、「レビュー劇団であるОSKを、レビューという文化を、ずっと残したい、多くの方に見ていただきたい」と力を込めた。

 

2024年4月 大阪松竹座「レビュー春のおどり」より「東京ブギウギ」((C)松竹)

(前列左から)翼、華月、楊、舞美、千咲、白藤麗華

 

 

黒燕尾、スタイリッシュに

 取材会では『踊りのОSK』であり続けるために、劇団として大切なことは何か、また、ひとりの演者として個人的に大切にしていることは何か、との質問があった。それぞれの答えは…

 

  劇団としてはやはり、ОSKの名物と言っていただくことが多いラインダンスでしょうか。個人といたしましては男役の正装である黒燕尾をいかにスタイリッシュに着こなすかをテーマに18年間、走り続けてきました。そして、基礎を大切にすること。これはずっと変わることのない、重要な課題です。

 

2024年4月 大阪松竹座「レビュー春のおどり」((C)松竹)

ラインダンス

 

 舞美 群舞では、振りをそろえることももちろん大事ですが、心を一つにしてお届けすることこそ大切。そのあたりを、特に力を入れて、みんなとお稽古しています。個人的な思いとしては妥協しないこと。先生(振付師)に一番初めにいただいた振り付けをいかに千秋楽まで持続させるか。自分の気分で踊らず、いただいた振りを、心をこめてお届けする、ということに、日頃からこだわっております。

 

楊(左)と舞美、取材会でのひとこま=同

 

 千咲 娘役も男役さんに負けず、同じ場面で同じ振りを格好良く踊る。これもОSKならではの魅力と感じています。個人としては、常に、その場面、その場面にあった表現、踊り方ができたらな、と思います。ここを妥協せずがんばっていきたいと思っております。

 

取材会で思いを語る千咲=同

 

 華月 やはりОSKは群舞。今回の南座公演の出演者は30人前後ですが、いかに大人数で踊っているように見せるか。それにはダンス力に加えて、早替わりも重要。1分30秒あれば、着替えられるよね、という大前提のもと、私たち、早替わりをこなし、元気はつらつ踊り続けております。個人的には、やはり基礎の大切さですね。「春のおどり」公演中も、舞台で踊り、引っ込むたびに舞美さんとふたりで反省会をして。でも、このメンバーならば、大きく乱れすぎることなくやっていける、と信じておりますので、最後まで、その気持ちを忘れずに、みんなで舞台に向き合っていければと思います。

 

取材会で思いを語る華月=同

 

  ОSKの舞台の魅力は舞台上から客席に流れ込んでくるエネルギー。私が初めてОSKを観劇した時、劇団員の方々から発せられるエネルギーが客席に、大波のようにザバーと流れてくるような感じで、観劇というより、スポーツ観戦に近いような感覚になりました。劇団員ひとりひとりが発するエネルギーはすごく心地良いもの。もっともっと天井知らずのすごいエネルギーがきっと出る気がします。それをやっていきたい思いがあります。

 

 個人的には、踊るのであれば節々、全部、使いきりたい。歌うなら肺が爆発するまで歌いたい。120パーセントを常に舞台に向けられるように、というのを心がけています。基礎を見直しつつ、120パーセントを出せるように整えていきたいな、と思っています。(後編に続く)

 

 取材会で思いを語る翼=同

 

 

~~OSK日本歌劇団「レビュー in Kyoto」~~

 

 7月13~21日。午前の部=11時開演、午後の部=15時開演。16日休演。20日15時公演は貸し切り。21日11時、15時の両公演終演後、さよならショーを上演。1等席7500円、2等席4500円。17、18、19日の15時公演終演後、出演者によるアフタートーク開催。チケット申し込みは5月19日10時から、チケットホン松竹=電話06(6530)0333、チケットWeb松竹=https://www1.ticket-web-shochiku.com/t/ で受け付け開始。

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