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音羽山観音寺後藤住職の花だより - かくれんぼ編 2024年3月上旬

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「何の芽かしら?」考えながら名前を言い当てる住職

 昨年の春、ヤブレガサの隣に謎の草が生えていました。住職主催の花の会のメンバーがその名前を調べてくれたそうです。ポドフィルム、別名アメリカハッカクレンというそうで、日本の山野草ハッカクレンの葉と似ていないので大変驚いたそうです。「野草のヤブレガサを連れてきただけなのにどうやってポドフィルムが付いてきたのかしら?」住職は首をかしげました。

 

謎の草=ポドフィルム2023年4月撮影

 

 

花たちの芽吹きラッシュ 芽の名前をすべて言い当てて

 

 庭にクリスマスローズが咲いています。住職が植えたという覚えがない鉢にもクリスマスローズが咲いていました。

 

 「種を落とすから、あちこちから芽が出てるわね」

 

クリスマスローズの他、ヤマトトウキも種が飛んで来た

 

 本堂の前にも白いクリスマスローズがありました。

 

 「水切れを起こした鉢に入っていたの。地植えにしたから元気になると思うのだけど」

 

 記者が以前に聞いた日本サクラソウはどうなったか聞いてみました。

 

 「まだ芽が出てないと思うけど」

 

 サクラソウに似た葉を記者が指さすと。

 

 「それはクリンソウ。その横がオミナエシ。こっちの鉢はホタルブクロが終わったらオニユリがメインになる鉢ね」

 

 小さなまだ緑の葉にもなっていない赤い芽の状態で名前を言い当てます。

 

クリンソウの新芽

 

 「あらカンゾウが3匹になっちゃってた」

 

 虫好きの住職は植物も同じ数え方になっています。

 

 ニッコウキスゲは根が鉢いっぱいに広がるのか、一部を地植えに換えていました。

 

 

さてこれは何でしょう 挿し木のかくれんぼ

 

 「ここはイチジクを挿したのよ。枯れかけだけど生きているのよ」と1本抜いてみる住職。「あら、これは根が出てないわね。どこかに挿し直そうかしら」

 

「芽が出てないわね」とイチジクの枝を見て話す

 

 あたりを見回すとすでに何かの挿し木が見つかります。

 

 「これはうまく根が出たみたいね。えーとこれは何を挿し木したのかしら」

 

 考えても名前が出てきません。

 

挿し木から何かの芽がー

 

 「イチジクもここに挿し直そうかしら?」

 

 そうやって何を植えたか忘れた花が増えるのです。暖かくなるともっといろいろな芽が出てきます。

 

 「こんなところにあったのね?」

 

 住職のそんな言葉を毎年聞いているような気がします。

 

 「そうそう去年はカマキリもチョウもあまり見かけなかったわね。カマキリの卵も今年は1つだけしか見つけられなかったわ。庭に来る虫が少なくなっちゃったわね」とため息。

 

 そのとき風が吹いたのか庭にいる住職と記者が、ほぼ同時に咳込みました。花粉だけは今年も多そうです。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。

火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門

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