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【速報】聖武天皇の大嘗祭示す木簡出土 奈良・平城京跡

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初めて見つかった「大嘗」と書かれた木簡=奈良市二条町2の奈良文化財研究所

 奈良市二条大路南3丁目の平城京跡で、724(神亀元)年に即位した聖武天皇の「大嘗祭(だいじょうさい)」を示すと考えられる、「大嘗」と書かれた奈良時代の木簡が見つかり、奈良文化財研究所(奈文研)が19日発表した。「大嘗」と記した木簡の出土は初めて。奈文研は同じ穴から出土した木簡の洗浄作業と調査を進めており、「秘儀である奈良時代の大嘗祭の実態に迫れる可能性がある」としている。

 

 平城宮の正門朱雀門の南東約200メートル、大きな穴の中から大量の木簡が出土した。木簡は19日現在で約1000点以上を確認、最終的には1500点程度を見込む。

 

 これまでに木簡3点で「大嘗分」、1点で「大嘗贄(にえ)」の文字を確認。これら木簡は大嘗祭に用いる物資に荷札として取り付けられたと考えられる。

 

 穴から出土した木簡の年号は「養老七(723)年」と「神亀元(724)年」があり、後者に集中していた。また地名には奈良時代の一時期に施行された「郷里制」(717~40年)の行政単位で表記されていた。これら時期から、「大嘗」木簡は724年に即位した聖武天皇の大嘗祭に関連すると判断した。

 

 出土木簡は一括して廃棄された可能性が高く、「大嘗」と書かれていない木簡も聖武天皇の大嘗祭に関連すると考えられるという。木簡で確認できている地名は多くが備中国の郡名で、周防国や安房国もあった。

 

 削りくずも含めた全ての木簡の全体像が把握できれば、大嘗祭の具体的な内容や準備・運営体制が明らかになる可能性がある。

 

 現場は既に埋め戻されている。遺跡の現地説明会は1月に実施された。

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