政治

新対策検討グループ設置 ぐるっとバス運営見直し - 奈良中心市街地公共交通活性化協議会

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来年度の取り組みなどを協議した奈良中心市街地公共交通活性化協議会=23日、奈良市二条大路南1の同市役所

 奈良中心市街地公共交通活性化協議会(会長・仲川元庸奈良市長)の第57回会議が23日、奈良市二条大路南1丁目の同市役所で開かれ、来年度の取り組み内容などを協議。同市街地に流入する自動車を抑制するための対策を検討するワーキンググループを新たに設置する方針を確認した。また、同協議会が運営する「ぐるっとバス」の運賃など運営見直しにも着手する。

 

 同協議会は、有識者や行政関係者、交通事業者らで構成。奈良公園周辺の渋滞対策などについて対策を講じている。

 

 この日は、事務局が昨年秋の行楽期に実施した諸施策の成果を報告。コロナ禍の影響が沈静化し、観光客が戻りつつある状況を踏まえて、現行の取り組みを見直すとともに、新たな対策を検討する必要性があると提案した。

 

 鉄道駅と観光地を結ぶ3コースで運営する「ぐるっとバス」については、昨秋の利用者調査で82%が「満足」「やや満足」と回答するなど、引き続き好評だった。ただ一方では、運転者不足が懸念される2024年問題への対応▷オーバーツーリズム対策▷一般路線バスとの運賃均衡―などの課題も報告。特に運賃に関しては、奈良交通が来月1日に路線バスの運賃改定(初乗り現行220円を250円に値上げなど)を予定しており、1乗車100円で運営している「ぐるっとバス」との格差が拡大する点が指摘された。

 

 渋滞対策の柱の一つとなるパーク・アンド・ライドでは、昨秋は工事で利用できなかった奈良市役所駐車場の活用検討が改めて求められたほか、マイカーから路線バスへ観光客らを誘導するため発行していたバスの「木簡型1日乗車券」については、奈良交通が発行する既存の「奈良公園・西の京世界遺産1Day Pass」に役割を譲り、来年度は発行を停止することを決めた。

 

 新たな取り組みを検討するためのワーキンググループは行政、警察関係者と交通事業者らを対象に今月中にも立ち上げる方針。その後は、対策内容の検討、関係機関との協議などを行い、今年秋をめどに実証実験、効果検証を実施。効果的な施策を25年度から順次、本格的に導入したいとしている。

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