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展覧会注目の一品【7】 - 金屋の石仏拓本

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貴重な資料となる金屋の石仏の全身拓本

金屋の石仏拓本

  • 桜井市教育委員会蔵

 

 三輪山の麓、山の辺の道沿いにある桜井市金屋の国重要文化財「金屋の石仏」の拓本。2020年2月、所有者から同市に寄贈された。

 

 石仏は2枚の凝灰岩の板石に浮き彫りされ、向って右は釈迦(しゃか)如来立像、左は弥勒菩薩(みろくぼさつ)立像とされる。それぞれ高さ約2・4メートル、幅約90センチ。拓本は石仏の全身が採られ、実物では風化しつつある顔の表情、手の形、蓮台の表現といった線刻を詳細に確認することができる。

 

 石仏はもともと東方の「ミロク谷」と呼ばれる場所に置かれていた。現在は収蔵庫に安置され拓本を採ることも禁止されているため、全身拓本は貴重な資料となる。(竹内稔人)

 

◆メモ

 桜井市立埋蔵文化財センターの冬季企画展「桜井に縁がある宝物〜思いがけない大発見」で公開中。会期は4月21日まで。

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