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交通の利便性向上へ 五條市西吉野町内で自動運転車に試乗

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運転席でハンドルを動かさなくてもコースを走行する自動運転車両=18日、五條市西吉野町城戸

 過疎地の公共交通空白地帯で、デジタル技術を活用した交通サービスを含めた利便性向上を検討している奈良県五條市と県などは18日、同市西吉野町内で、小型自動運転車両の試乗会を行い、同町永谷地区から64〜90歳の男女9人が参加した。

 

 ヤマハ製の7人乗り電動車両で、道路に埋設した電磁誘導線に沿って最高時速12キロで走るタイプ。試乗会は、一般車両が通行しない市有地の路面に電磁誘導線を貼り付けて周回コースを設定した。

 

 国内で自動運転の電動カートが公道を走ったのは2016年11月、石川県輪島市が初めて。大阪府河内長野市や和歌山県太地町など市民の移動手段として導入する自治体も増えている。

 

 永谷地区は五條市の中心市街地から南へ約20キロの山間地域。国道169号に路線バスの停留所があるが、バス停から集落の端まで約2.7キロあり、その間に民家が点在する。

 

 住民約20人の平均年齢は76歳で、家からバス停まで歩いて移動するのが困難になった。県と市などは昨年11月から、有識者や住民、民間事業者を交えた協議会組織をつくってデジタル交通サービスの導入に向けた検討を始めた。

 

 試乗会は初めてで、住民らは「快適な乗り心地」「意外と速度が出てました」と技術の進展を身近に感じた様子。自治会長の畠山博充さん(75)は「今の永谷地区の道で自動運転車両が走行するのは難しいだろうが、こうしていろいろ考えてもらえてうれしい。高齢化してしまったのでできるだけ早くいい形になれば」と願った。

 

 永谷地区の道路は狭く、凹凸や傾斜もあるため自動運転車両などの導入には安全を確保する環境整備が課題。市は現行のコミュニティーバスの運行拡大も並行して検討している。

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