経済

奈良中信が軟骨伝導聴覚補助イヤホンを全店舗窓口に導入 金融情報、正しく伝達

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「軟骨伝導聴覚補助イヤホン」を付けた顧客と話す職員(右)。集音器は職員の前に設置=3日、奈良市南永井町の奈良中央信用金庫南奈良支店

 奈良中央信用金庫(高田知彦理事長)は3日、本店を含む奈良県内全13店舗の窓口に軟骨の振動で音を伝える「軟骨伝導聴覚補助イヤホン」を導入した。聴覚が衰えた顧客に対して大切な金融情報などを正しく伝達するのが狙い。金融機関としての導入は全国で城南信用金庫(東京都)に次いで2番目という。

 

 軟骨伝導の仕組みは2004年に県立医科大学の細井裕司学長が世界で初めて発見した。今回導入された同イヤホンは、「話し声が大きく聞こえる」専用高性能チップ搭載の集音器とセット。イヤホン部は穴や凹凸もない球体のため汚れても簡単に拭け、ハウリング(ピーピー音)防止機能も付いている。左右独立で音量調整できる。ティ・アール・エイ(大阪市)が製造した。

 

 導入前に実施された同金庫本店窓口でのデモンストレーションでは、「(イヤホンは)軽くて着けている感じがしないのに、はっきり声が聞こえる」と顧客に好評だったという。

 

 同金庫南奈良支店(奈良市南永井町)の中野大作支店長は「耳が不自由な方は来店するのがおっくうになることもあったと思う。今後はイヤホンを使って職員と意志疎通を図り、何でも相談してもらえれば」と話した。

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