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音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 住職の新しい家族編 2023年冬

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野鳥がにぎやかな庭

 年末の12月28日、玄関前にスイカが使っていた犬小屋がありました。見ると小さな犬が1匹。住職に聞くと、まだお試し期間なのだそう。年明けの1月。相変わらず犬小屋があって、ちょこんと小さな犬がすわっていました。

 

ひものリードだとからまるので、当分の間はクサリのリードで

 

 

真っ暗な境内 雪の中の大脱走

 

 「この間『犬いかがですか?』というお話をいただいたので、スイカもいないし、もう1匹いてもいいかなって思って引き取ったの。小さく見えても2歳。帰りたがって、境内中、走り回って逃げようとしたのよ」

 

 その犬が来たのは12月21日。ブリーダーのところにいた繁殖用に使われた犬だったらしいのです。雪がチラホラ降りはじめ、23日の朝は平面でも10センチの雪が積もりました。

 

 住職は朝から出掛けなければならず、歩いて下山。あまり遅くなっても新しい子が不安になるから、早めに帰ろうと思ったそうです。それでも寺に到着したのは夜の20時。それからオサムの散歩。新しい子はリード付きで境内を散歩しました。

 

 「あっという間にリードを振り切って走って石段を降りていっちゃったの。そっちの方向から来たこと覚えているのよね。フェンスがあるところは大丈夫と思っていたけど、モノレールの線路の隙間から外に出て行ってしまったら大ごとだったから必死で追いかけたのよ」

 

 尻尾を丸めて下を向けている新しい子。ずっと緊張していて懐いてくれません。こちらが近づくと逃げてしまいます。

 

 「モノレールの線路を挟んだところまで近づけたから、えいやってリードをつかんだの。もうくたくた。帰りたがっているのに、かわいそうじゃない?お返ししようか悩んでいるの」と住職のお話。

 

 

そして住職の家族に 初めて名前がついて

 

 1月になりました。新しい子はみんなからサクラちゃんと呼ばれていました。ブリーダーは情が移らないように、名前を付けなかったそうです。小屋の中をのぞくとまだ慣れていないのかサクラは後ずさり。でもこちらの様子も気になるみたいです。ブリーダーにしつけられたようで、吠えることも噛むこともしません。とても行儀のよい子です。

 

お行儀のよいサクラちゃん

 

 住職の筆による年始の言葉を書いた紙が、新年、本堂にはってありました。それにはクルミ、クーちゃん、オサム、サクラの絵が添えられていました。

 

 もう住職の家族なんですね。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。

火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門

 

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