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音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 植木鉢編 2022年初夏

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植木鉢を見つめる住職

 住職の庭にプランターが並んでいます。住職のプランターは茶色のプラスチック製。庫裏の前あたりには植木鉢(陶器や素焼き製)を置いています。住職の植木鉢は少しの土で希少な花を咲かせます。その少しの土にも世界があって、植物たちの勢力争いがあったのです。

 

 

シキンカラマツ VS ダイモンジソウ

 

 シキンカラマツの小さな紫色の花が、植木鉢の真ん中に細々と咲いていました。周りはダイモンジソウの葉が目立っていました。

 

 「引き離して植え替えたんだけど、ダイモンジソウに乗っ取られたみたいね」

 

 また種が飛んだのか、地植えの部分にもダイモンジソウの葉が目立ちます。

 

 「実は赤い花のダイモンジソウもあったのよ。きっと赤いのは改良品種ね。大切にしてたのに、いつの間にか消えちゃって、白いダイモンジソウばかり増えちゃって。原種って白なのかしら、赤いのも白に戻っちゃうのかしら」

 

 残念そうに植木鉢をながめていました。

 

 

ガッコウ(月光) VS オダマキ

 

 住職が原色茶花大事典を取り出してきました。

 

本を広げて調べる住職。いつもの原色茶花大事典

 

 

 「えーとね。うちにあるのはジッコウだったかしら、ガッコウだったかしら」

 

 今まで聞いたことがないような花の名前が、住職の口から出てきました。

 

 「これだわガッコウ。うちにあるのはガッコウね」と指さします。

 

 椿の種類でした。花弁が赤、中心に白い部分が見えます。ガッコウは月光と書くそうです。ジッコウは日光でした。

 

 「ガッコウは2年前に、手に入れてね。花が咲くかなーって思っていたら、オダマキに乗っ取られたみたい。植木鉢いっぱいにオダマキが咲いちゃって、ガッコウはツボミもつけなかったの」

 

 椿の時期ではなかったので、その鉢がどこにあるか聞かなかったのですがー。

 

 「それで去年、オダマキ全部を取って、ほっぽり出して(放り出して)砂を入れ替えたのよ。そしたらね。今年、ツボミが1つ出たの。うれしくてね」

 

 ガッコウは無事に咲いたそうです。

 

ミヤコワスレとミヤマヨメナの中にオダマキ

 

 

 椿といえばヤブツバキは山の中に、ワビスケは無量庵の前に咲いていた記憶があります。椿の季節に、住職の説明を聞きたいと思いました。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽。

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。

17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門。

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